風邪には葛根湯と限らない!症状に合わせよう!
ココロとカラダを幸せに!
漢方マイン堂です。
月曜日は、路京華先生の
「傷寒論」の授業でした!
「傷寒論」は漢方医学の
最大の手本とされた医学書です。
急性の発熱性疾患について
詳細に記されたものです。
ちなみに中医学からみると、
インフルエンザなどの感染症は
「温病学」のカテゴリーに入ります。
私自身インフルエンザにかかった時も、
いつもより強い風邪にかかってしまった・・・
という感じで
漢方をいくつか組み合わせて服用しました。
汗が出て熱が下がりました^^
漢方は・・・
病名からこの薬、と決めるのではなく
症状からこの薬、と処方を決めます。
つまり
風邪(病名)には葛根湯
ではなく、
◯ぞくぞく寒気がする風邪
・強い悪寒
・首筋から肩にかけてのこわばりや関節痛
・発汗していない
などの症状に葛根湯です!
この症状が出て風邪かも!?
と思ったらすぐに服用します。
引きはじめが肝心です!
もし家に葛根湯があって、
風邪を引いて服用して
そのあと汗がじんわり出てきたら・・・
・発汗していない
という症状ではもうないので、
風邪でも安易に飲み続けると
汗をかきすぎてしまって、
逆に体が弱ってしまうのですね。
・汗が出ている
ときには「桂枝湯」という漢方があります。
漢方をお出しするときに
症状から処方しますが、
風邪ではないから服用するのを
心配される方もいらっしゃいます。
一般的に
風邪様 症状に効果を発揮するわけです。
・首筋から肩にかけてのこわばりや痛みがある
という症状から
肩こりにも効きますね。
◯喉が痛くなる風邪には
「天津感冒片(てんしんかんぼうへん)」
「涼解楽(りょうかいらく)」
「銀翹散(ぎんぎょうさん)」
「板藍茶(ばんらんちゃ)」
などが使われます。
咳や頭痛、発熱などを伴う場合もあります。
◯胃腸からくる風邪には
「勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)」
「藿香正気散(かっこうしょうきさん)」
などが使われます。
急性胃腸炎・下痢・全身倦怠感などに。
いわゆる夏カゼにはこれです!
食あたり・水あたりにもいいので、
外国にご旅行の際はぜひお持ちください!
他にも
悪寒 ・頭痛 ・関節の痛み に加えて
◯鼻づまり ・水っぽい 鼻水・くしゃみなどに
「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」
が使われます。
花粉症の肩はよく飲みますよね。
こうした外からやってくる病原菌と
抵抗力(免疫力)や自然治癒力は、
激しく抵抗して戦います。
この戦いに負けてしまうと
風邪にかかったり、
病気になってしまいます。
だからいつも
免疫力を高めておくことが大事です!
また、もともと体質が虚弱タイプだと
なかなか汗をかけないこともあるのですね。
そのようなときには、
「衛益顆粒」を葛根湯と一緒に飲むことで
汗をかけるようになります。
正気を補うことで自然治癒力を
発揮できるようになるのです。
体質によっていつも出やすい症状があります。
自分の体質を知っておくことで
予防も万全になります^^
風邪には葛根湯と限らないので
気をつけてくださいね!
症状に合わせよう!!
ココロに愛を♡カラダに栄養を。
あなたと共に成長できることを、
心から感謝しています。