土用の丑の日・土壌の豊かさが健康の秘訣

自分を大事にするあなたへ

 

ようやく蝉の鳴き声も聞こえるようになりました。

夏休みも始まって、本日は土用の丑の日。

いかがお過ごしですか?

 

先日、美容院に行って
初めてヘッドスパを受けました。

施術前に頭皮の状態をチェックします。

毛穴のつまりや、乾燥に脂に日焼けもあり、
衝撃の、頭皮の不健康状態が露わに・・・ガ〜ン

 

理想の髪型にしてもらおうと
パーマをかけて、トリートメントもお願いして♪
なんていろいろ考えていましたが、
まずは頭皮を健康にすることをアドバイスいただきました。

 

 

土台づくりが先決

 

頭皮は自然に例えると「土壌」のようなもの。

そこから生える、髪の毛の美しさや健康は
土壌の豊かさにあります、との説明を受けます。

 

「!!??」

どこかで聞いたことのあるフレーズ。

これは、まさに私がカウンセリングで
「脾」についてお客様にお話しさせていただく内容
そのものではないですか!!

 

納得しまくって、ヘッドスパを即決!

ひとまず、パーマはお預けにして
頭皮の健康を取り戻してから髪型を考えましょう、

ということに落ち着きました^^

 

 

 

 

 

 

 

 

髪の毛の健康も身体の健康も
考え方は全く同じなのですよね。

土台づくりが大事

 

ヘッドスパをすることで、
毎日のシャンプーでも落としきれない
溜まった汚れをきちんと取り除くことで、
トリーメントメントなどの栄養成分が
より吸収されやすくなるそうです。

 

 

 

皮膚を健康にする「脾」の働き

 

中医学でも同じです。

疲れていたり、めまいや不眠など
体質的には「虚」という不足状態があっても、

「虚」だからこそ
代謝が落ちて排泄もうまくいかず、
滞った老廃物も溜まっていきます。

 

「脾」は五行(木・火・土・金・水)の
土の特性を持ちます。

 

土壌である「脾」の働きは
胃腸の消化吸収の力でもあります。

胃腸の働きを元に戻すためにも、
溜まっている老廃物を排泄して
まずは綺麗にしてあげることも、
健康には大事になってくるわけです。

 

 

これは、アトピー性皮膚炎などの
皮膚病の場合などは、特に顕著です。

老廃物が「湿疹」「炎症」という形で
肌に見える状態だからです。

 

「脾」という土壌が健康であって初めて、
老廃物はきちんと排泄され

食べものはしっかりと消化吸収されて、
気や陰血(エネルギーや栄養物質)になります。

 

ですので、
アトピー性皮膚炎は体質が「虚」であっても

まずは、「虚」ゆえに溜まってしまった
老廃物を排泄させていく漢方を中心に服用いただいて、

ある程度、体の中を綺麗にしてから
肌の栄養を補っていくことになります。

 

老廃物が排泄されていくうちに
肌が綺麗になってきます。

じつは、これで「治った!」
と思ってしまう方が多いのが現状です・・・

ですが、
皮膚を健康にするのは
本当の意味でここからがスタートです。

 

例え皮膚炎がなくなっとしても
中医学では、未病の状態なのですね。

 

未病の状態をご自身でコントロールできると
真の健康を手に入れることができます。

 

「脾」という土壌が問題の発端だからこそ、
「脾」を立て直して土壌を肥沃にすること。

 

  1. 老廃物の排泄
  2. 健康な肌づくり

となります。

基本的な皮膚病の中医治療になります。

 

土台があってこその肌の健康です。

じつは、健康な肌づくりの方が大事なのですね。

 

肥沃な土壌は栄養があって保水力も豊かです。

「脾」が丈夫であることで
肌の栄養成分や保水力もアップします。

肌を健康的に強くしていくことが
皮膚炎を再発させないための
重要ポイントになるわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

土用の丑の日

 

今日は土用の丑の日ですが、ウィキペディアにも

「土用」とは五行思想に基づく
季節の変わり目を意味する雑節(ざっせつ)で、
四季の四立(立春、立夏、立秋、立冬)の直前の約18日間を指す。

とあります。

 

まさに、今は立秋(8/7)の直前の18日間。
「脾」はこの18日間に働きが盛んになります。

つまり、「脾」を養生する時期です。

 

中医薬膳では、脾の働きを良くするために
暖かな環境と、気の巡りを意識します。

 

食材は温性(体を温めるもの)・甘味で、
香りがあるもの(気を巡らすもの)を選びましょう。

 

【脾胃の働きを良くする食材】

山芋・じゃがいも・サツマイモ・しいたけ・キャベツ
鶏肉・豚肉・イワシ・タラ・カツオ・ウナギ

大麦・ハトムギ・とうもろこし・いんげん
生姜・ねぎ・胡椒・山椒
そば・玉ねぎ・みかん・ジャスミン
大根・おくら・カブ・にんにく・唐辛子など

 

ウナギの効能
【性味】甘味・温性
【帰経】肝・脾・腎

山椒との相性は薬膳的にも抜群ですね^^

 

脾の労をねぎらう期間だからこそ、
脾を助けたり休みをあげたいですよね。

脾(胃腸の消化吸収機能)が弱っている方は、
スタミナ重視の焼肉やウナギなどは、
胃腸に負担がかかるのでほどほどに。

くれぐれも食べ過ぎには気をつけましょう〜

 

どちらかというと
うな重よりも、
きゅうりや生姜と一緒に甘酢で和えた
うざくがおすすめです^^

 

 

「美は一日にして成らず」

「健康は一日にして成らず」

 

健康になる行動を実践して
体感して、習慣にして身につける。

その過程を楽しみながら・・・
自分のものにして
真の健康を手に入れていってください!

 

 

 

 

 

 

 

いつもありがとうございます。

 

ココロに愛を♡カラダに栄養を。

あなたと共に成長できることを、
心から感謝しています。