麻黄湯が効きました!

ココロとカラダを幸せに!
漢方マイン堂です。

 

しばらくお休みをいただいておりました。

ご予約いただいておりましたお客様からは、
温かいコメントをありがとうございました。

ご心配とご迷惑をおかけいたしまして、
申し訳ございませんでした。

 

インフルエンザにかかってしまいました(涙)
久々の高熱に参りました・・・
きちんと診断を受けたのは人生初です。

三日目には熱は下がりまして養生しておりました。

 

インフルエンザにかかってどうなったか?

寸前までは普通にピンピンしております。

突然、夕方から咳が出はじめて微妙な感じになり、
身体にウイルスが入ったと直感で感じました ;_;

帰宅直後と就寝前に「葛根湯」を服用しますが、
翌朝には37度6分の発熱。

再び「葛根湯」を服用。

万が一のことを考え、すぐに病院に行きました。

インフルエンザウイルスは潜伏期間があるので、
検査結果が出るかは分かりませんでしたが、
うっすらと反応が出ました。
A型でした。

西洋薬を勧められましたが、
とっさにお断りしておりました・・・

 

発熱からほぼ10時間後には、
39度以上の高熱でした。

買ってきたお粥とスープを少し食べて、
また「葛根湯」を飲んで、ひたすら寝ました。

 

風邪を引いたら「葛根湯」と言いますが、
実は誰でも「葛根湯」ではなく・・・

「葛根湯」が適応する症状があるのですね。

◯ゾクゾクとした寒気
◯発熱
◯頭痛
◯関節や筋肉の痛み
◯汗が出ない人
◯水のような鼻水や痰

などの症状のある時になります。

 

ぴったり当てはまりました。

つまり、
風邪に「葛根湯」というよりも、
上記の症状に「葛根湯」ということなのですね。

かなりの寒気と節々の痛みがありましたので、
すぐ一包を服用して、
夜寝る前にもう一包服用して休みました。

それでも寒気と節々の痛みは治らず、
とにかく汗をかく気配がありません・・・

 

そこで、葛根湯よりも一段強い漢方薬
「麻黄湯(まおうとう)」を服用しました。

インフルエンザには「麻黄湯」をよく使います。

初めの段階で「麻黄湯」でもよかったのですが、
少し体力に自信がありませんでした。

「麻黄湯」は、

◯体(消化器系)の丈夫な人の発熱
◯ゾクゾクとした寒気
◯頭痛
◯関節痛
◯咳
◯汗の出ていない人
◯脈が緊張している

このような状態の時に服用する漢方薬です。

体が丈夫であることが条件にあります。

 

普段丈夫でも、高齢の方など、
動悸が強くなる可能性もありますのでご注意ください。

それだけ強く効いてくれる漢方なのですね。

麻黄(まおう)と桂枝(けいし)で、
体を温め発汗させることで熱を下げて、
風邪(ふうじゃ)が、
体の表面にとりついたために起こる症状を改善します。

 

「麻黄湯」を服用しての発汗力はすごかったです!

大量の汗が出まして、翌日には熱が下がりました^^

「葛根湯」にも麻黄は入っています。

それは、麻黄が体を温めて体温を上昇させて
発汗させることでウイルスを追い払うことが目的
だからです。

子供の頃から風邪をひくと母に漢方を飲まされて、
とにかく汗をかきなさいと言われたものです。

 

ウイルスを追い払うために必要な汗をかくこと。
これが、体力のない場合に注意することでもあります。

汗をかくと体に必要な、
気(エネルギー)や津液(潤い)を
一気に消耗することになるからです。

私自身、体力がなくなった感覚が強く残りました。

風邪に効く漢方はたくさんあります。
それぞれ体質に合わせて、ということなのですね。

 

今回インフルエンザになって感じたこと。

「脈が緊張している」
という状態をなんとなく「これかな?」
という感覚で確認できました。
脈は本当に難しいのですね。

高熱を出すのも体力がいりますが、
下げるのも体力が必要。

麻黄湯で大丈夫な自分だと分かってよかった!
デトックスが出来てスッキリしてよかった!
一方で・・・今年は少しでも運動をして、
基礎体力を養いたいとも思いました^^

まだまだ寒い日が続きます。
お身体ご自愛ください。

 

ココロに愛を♡カラダに栄養を。

あなたと共に成長できることを、
心から感謝しています。