「冷え性」体質をつくる習慣

ココロとカラダを幸せに!
漢方マイン堂です。

 

このところ夏の陽気が続きました。

体調を崩されていませんか?

夏が苦手・・・

暑さに弱い・・・

とすれば、
体質が「熱」に偏っているのかもしれません。

普段から体に余分な熱がこもっているので
暑くなってくると体調を崩しやすくなります。

 

一方で・・・

冷え性でも夏が苦手という方もいらっしゃいます。

どうしてでしょう??

 

じつはご相談では
女性のほとんどの方が冷え性だとおっしゃいます。

 

中医学での冷え性とは

「陽虚(ようきょ)症」と言って、

陽気(体を温めるエネルギー)不足ということになります。

 

主な症状は

◯手足・腰・お腹などに冷えがある

◯ひどいと冷えに伴う痛みがある

◯温めると楽になる

◯頭痛や肩こりがある

◯顔色が青白い

◯精神不安

◯疲れやすい

◯息切れや動悸がする

◯尿の色が無色透明に近い

◯下痢しやすい

◯舌がボテっと張りがない

 

などの症状がみられます。

 

なぜ冷え性になってしまうのか?

原因はそれぞれタイプがあります。

 

  1. 生まれつき虚弱で冷え性体質
  2. 生活習慣や飲食の不摂生で、体に寒邪を抱えている
  3. 気の巡りや血行が悪くて、全身に気血が行きわたず、
    体を温める力が不足している
  4. 貧血気味だったり、血液の質が悪かったりして、
    血行が悪くて、手先足先まで血液(栄養)が行き届かずに
    冷えが生じる

 

何か思い当たる節はありますか?

いくつかタイプが重なっている方も多いと思います。

 

生まれつきの体質でなければ、
日々の生活の中で、
だんだんとその体質に変わってしまいました。

 

「 生活習慣や飲食の不摂生で、体に寒邪を抱えている」

をみてみましょう。

 

例えば

暑いから喉が渇いて、
冷たいものをついつい飲んでしまったり・・・

出先でアイスクリームを食べてしまったり・・・

 

今までにはなかった行動が、

たとえ小さなものでも胃腸を冷やして
消化機能を落とす原因になっている可能性もあります。

 

甘いものがすごく好きな方も要注意なのですね。

白砂糖は体を冷やします。

また、甘いものの取りすぎは
体に湿気が生まれます。

脂っこいものや
味の濃いものなど

消化に負担のかかる食事は

やっぱり湿気が生まれます。

 

そうなると体に余分な湿気があるので
体が重だる〜くなってくるのですね。

それが中医学での考え方です。

実際にむくみとして
実感されている方もいるかもしれません。

 

体に余分な水分を抱えたまま・・・

もしもクーラーが効きすぎる部屋に
ずっといたらどうでしょうか?

体は冷えてしまいますね。

余分な水分を抱えている体は冷えにつながります。

 

夏だから・・・いつも素足にサンダルかもしれません。

足首には「三陰交」という有名な冷えのツボがあります。

ここを温めると冷えにいいということなのです!

 

プラスして

「貧血気味だったり、血液の質が悪かったりして、
血行が悪くて、手先足先まで血液(栄養)が行き届かずに
冷えが生じる」

も同時にあったらどうでしょうか?

 

そもそも、湿気のたまっている原因が
甘いものの取りすぎだったとすれば・・・

栄養そのものが足りないかもしれません。

おまけに血行不良で、
必要な栄養は体の隅々にまでゆき届きません。

いらない湿気は、尿や便から排泄しなければ
ずっと体に存在しています。

 

血液がドロドロして血行不良
いらない湿気(痰湿)と一緒になって塊となり・・・

重大な病気につながる可能性もあるのです。

 

ストレスでも血行不良になります。

「気の巡りや血行が悪くて、全身に気血が行きわたず、
体を温める力が不足している」

この体質のタイプは
性格的にストレスを抱えやすい方かもしれません。

 

いずれにしても・・・

これからの時期は
「暑くても胃腸は冷やさない」がポイントです!

『春夏養陽(しゅんかようよう)』が中医学の養生です。

 

つまり

夏の過ごし方が、
その体質をつくっている可能性もあるのですね。

隠れ冷え性になってしまうと
体質改善にも時間がかかってきます。

 

普段から胃腸の働きが弱い方は、
飲んだ水分を全部きちんと潤いに変えられません。

だからこそ

冷えで胃腸の消化力を落としたくないのです。

 

夏は暑くて汗が出て、
体に必要な潤い(陰)が不足しがちになります。

但し

人によってはきちんと潤いに変わってくれません。

反対に

余った水分は湿気(痰湿)となって
体にだぶついてしまいます。

関節に滞れば・・・
クーラーで冷えた時に
関節痛となって出てきたもします。

 

潤い(陰)と湿気(痰湿)は
同じ水分でも全く違うものです。

  • 潤い(陰)は体に必要なもの
  • 湿気(痰湿)は体にいらないもの

 

だからこそ、普段から
消化に負担をかけない養生が大事になってきます。

熱中症対策として
水分をこまめに取ることが必要ですが、

消化吸収できる力があってこそ!

 

消化の働きをくれぐれも損なわないために
できることがあります。

 

  • 冷たいものの取りすぎに注意する
  • 甘いものを取りすぎない
  • 体を冷やさない

 

ついつい食べているその菓子パンが・・・

続けていることが・・・

体を冷やしている可能性もあるのです。

 

食事の偏りはないですか?

癖になっているものはないですか?

パスタばかりも栄養が偏りがちになりますね。

小麦は体を冷やします。

生活習慣を意識してみてくださいね。

 

そこを変えると変わってくるのです。

生理痛も変わるかもしれません!

コツコツ続けましょう^^

さつまいもの甘さは胃腸にもいいです

ココロに愛を♡カラダに栄養を。

あなたと共に成長できることを、
心から感謝しています。

 

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