冬の養生は「蔵」

今日で11月も終わり。
いよいよ冬本番となってまいりました。

ココロとカラダを幸せに!
漢方マイン堂です。

 

冬の養生は「蔵」・・・
貯蔵することが大事です!

動物たちも脂肪を体内に蓄えて
冬ごもりします。

身体を休ませる時季です。

無理なダイエットは控えましょう。

 

黄帝内径によると

早く寝て遅く起きる。

太陽が昇ってから起きると良いようです。

 

 

身体を冷やさないようにするのはもちろん!

 

激しい感情はコントロールしましょう!

精神的に安定を保つことが大事です。

これは冬に限らず必要ですが・・・

特に冬は気をつけましょう。

これからやりたいことに向けて
心の中でじっくり温めるのにもいいですね。

 

健康は季節の天気の移り変わりに影響を受けます。

冬は汗をあまりかかないので、
水分は尿として排出します。

寒さで膀胱の筋肉が縮むことでも
尿は増えるようです。

自然と冬は尿の回数も増えますね。

冬は腎に負担のかかる季節です。

 

腎の働きが衰えると排泄がうまくいかず
水分代謝が低下して
体内に余分な水分が滞りやすくなります。

すると・・・

冷えやむくみやシビれ、痛みの原因にもなります。

 

腎は生命活動を支える「精」を蓄えて
コントロールしています。

「精」とは成長や発育、生殖活動に
欠かせない生命エネルギーを作り出すもの。

腎を補うことが大事です。

腎精が充実していれば文字通り、
精力的に行動できるでしょう。

 

身体の衰え(老化)は腎の精の衰えと関係します。

女性は7の倍数・・・35歳

男性は8の倍数・・・40歳

で、老化が始まる
と黄帝内径に記されています。

その頃から意識して「腎精」を補いましょう!

 

また冬に気温が急に低くなることで
血液が体表より体内に集まって、
心臓は体温を保つために負担がかかります。

冬に腎が弱ると
心の働きのバランスも崩れます。

不眠・動悸・めまい・耳鳴り・喉が乾く・
イライラしやすい・寝汗をかく・・・
などの症状がある方は

心を養うことも大事です。

 

◯腎気・腎陽を補う食材は・・・

もち米・山芋・栗・鶏肉・牛肉・なまこ・
胡桃・黒ごま・黒豆・羊肉・海老・肉桂 など

◯腎陰を補う食材は・・・

豚レバー・豚足・スッポン・イカ・
牡蠣・ムール貝・ホタテ・アワビ・
牛乳・豆腐・湯葉・枸杞・松の実・白キクラゲ など

◯心血を補う食材は・・・

人参・ほうれん草・落花生・葡萄・ライチ・
豚のレバー・豚のハツ・イカ・竜眼肉 など

◯心陰を補う食材は・・・

豚足・牛乳・スッポン・牡蠣・ムール貝・ホタテ・
緑豆・緑茶・枸杞・百合根 など

 

陰陽五行論では「青・赤・黄・白・黒」の五色のうち

腎に相当するのは黒。

黒豆・黒ごま・黒米・黒きくらげ・ごぼう・
わかめ・昆布・ひじきなどの海藻類・・・

黒いものが腎に良いです。

 

おせち料理は
昆布巻き・たたきごぼう・ごまめ(片口鰯)・黒豆・・・

きちんと冬に養うべき食材が満載!

季節料理の大切さを実感できますね。

 

ココロに愛を♡カラダに栄養を。

あなたと共に成長できることを、
心から感謝しています。