気をスムーズに流して健康をつくる
自分を大事にするあなたへ
中医学では「気」の病があります。
- 気虚(ききょ)
臓腑組織の機能が低下する病的な変化。 - 気陥(きかん)
気の不足により、内臓の位置を固定できず
下垂していく病的な変化。 - 気滞(きたい)
気鬱(きうつ)ともいう。
気の巡りが滞りによる病的な変化。
肝気と深い関わりがある。 - 気逆(きぎゃく)
気の運動の失調によって、気が上逆する病的な変化。
気が充実していない。
気が落ちている。
気が滞っている。
下に向かうべき気が、上に流れている。
すると、様々な不調が現れます。
川の流れを想像してみてください。
上流に向かって進めば、
すごく疲れるし、大変ですよね。
下流に向かって、そのまま身を任せていれば
とっても楽で、スムーズです。
気も同じです。
気の働きは、免疫力を高める大事な要素。
気をスムーズに巡らせて
正しく働かせましょう。
中医学では
「気」が充実していれば元気で、
「気」は常に巡っています。
スムーズに流れていれば健康です。
気がスムーズに巡らなくなるのは、
ストレスが大きく関係しています。
ストレスをためないことが大事です。
ここでもう一度、
川の流れを想像してみてください。
上流に向かっているということは、
あることに
「抵抗しているか、していないか」
そこにヒントがあるように思います。
ある状況、物事、人・・・
なんでもいいのですが
そこに抵抗があるとストレスを感じます。
そのストレスの何かを
気にすれば気にするほど、
抗えば争うほど、
ますます抵抗力が
パワーアップしてしまうのですね。
逆も真なり。
気が滞るとイライラしたり、
怒りっぽい症状がでます。
そうなると負の連鎖です。
気をスムーズに流すためには
下流に向かって流れる(受け流す)
方法を考えてみてください。
抵抗を感じない考え方をしてみましょう。
「少しでもいいように考える」
例えば、何か文句を言いたい時でも、
こういう状況だったら仕方がないな、
自分だったらこうするけど、
考えようだな、
まぁそれもいいかも。
何か文句を言われても、
自分にない考え方だな、
勉強になるな、
反面教師にしよう。
やらなければならないことも、
やれることはやったから
よしとしよう、とか。
とにかく、モヤモヤすることは
「考えない」「すぐ忘れる」。
ある意味、
楽天的でいるのは身体にいいですね^^
ゆったり構えて抵抗しないことが
気の流れをスムーズにするのです。
健康のためには
自分自身を解放する考え方を探りましょう。
こうでなければいけない
こうしないと気が済まない
こうしてほしい
こうしなければよかった
こう思われるのではないか
できなくて悔しい
どうせやっても仕方ない
〇〇という考え(思い込み)
いろんなこだわりは
すぐにでも手放して、
流れに逆らわない方が
結果的にスムーズにいきます。
周りに相談してみたり、
ここまではやる、
これ以上はやらない
自分でやり方を決めたり、
工夫したり
いろいろ考え方を変えて、
流れに身をまかせる
いい方法を見つけましょう。
人との摩擦や揉め事は面倒ですし、
言いたいことも
言いずらいかもしれません。
でもその考え方が、
抵抗を生んでいるかもしれません。
そこをなんとか工夫して変われば、
「楽になるよ」
のサインかもしれません。
人付き合いが面倒だったり嫌な時は、
もしかすると自分自身ときちんと
向き合えていないのかもしれません。
自分自身と対話しましょう。
本音と丁寧に向き合って
上手にゆっくり、自分と
コミュニケーションをとりましょう。
気の働きを正しく、
流れをスムーズに。
それが健康につながります。
ココロに愛を♡カラダに栄養を。
あなたと共に成長できることを、
心から感謝しています。