おばあちゃんの生き方がお手本
自分を大事にするあなたへ
大好きだった祖母が、
大切にしていた日課があります。
『人をば嫉まず、親切第一。
ぼんやりしないでよく気を配る。
立ち居を優しく、手荒はやるまい。
モノは綺麗に、いきなりするまい。
これさえ守れば、今日も安全。
私の一生。』
この言葉が壁に貼られていたのを
今でも覚えています。
信州の染物屋に嫁いだ祖母は、
8人の子供を育てながら、
常時何十人もの職人さんたちの
ご飯を作ったりお世話をして、
一瞬足りとも休まずに
働いていたそうです。
私にとってはただ、
明るくて元気でいつも優しい
お茶目な “おばあちゃん” でした^^
母が自営だったので、
小学校の夏休みになるといつも田舎に
私一人、預けられていたのでした。
たまにホームシックにもなりましたが、
山に囲まれた田舎暮らしを、
それはそれは楽しみにしていました。
祖母は毎朝
早くに起きて庭掃除と草むしり、
お座敷を箒で掃き、
私の仕事は廊下の水拭きでした。
裏庭のミョウガやきゅうり、
プチトマトを採って
朝ごはんに食べます。
昼間は雑巾を塗ったり
繕いものをしたり、
夕方は薪をくべて
お風呂を炊きます。
お坊さんのように
毎日、同じことの繰り返しです。
これが習慣だったのだろうな、
と思います。
健康づくりが日課のようなもの。
同じルーティンがあって
心身が乱されないからこそ、
自然とつくられていくのでしょう。
祖母はとても丈夫で
老衰で亡くなったのですが、
母と、思い出話に花を咲かせる時・・・
いつもこの生き方が話題にのぼります。
煩わしいことを考える暇がないほど
忙しくしていた方が、
人って元気なのかもね。
結局、そこに落ち着くのです^^
できる範囲でただ、
一日一日を丁寧に過ごす毎日。
私は本当におばあちゃんと
おばあちゃんちが大好きでした!
特別なことは、
何かになる
何かを手に入れる
何かを探すのでもなく
ずっとここにある今
ずっとそばにいる身近な人
もうすでにあるもの
そこに気づくことが
いちばんの近道なのです。
ココロに愛を♡カラダに栄養を。
あなたと共に成長できることを、
心から感謝しています。