中医学からみる体質〜水(津液)〜
自分を大事にするあなたへ
「水分をよく摂るようにしています」
そう仰ってくださる方が多いのですね。
その水分が・・・
身体の必要な水分【津液】になるか?
身体の余分な水分【痰湿】になるか?
それはその方の
内臓の力にかかっています。
つまり水分をたくさん摂るならば・・・
「脾胃(胃腸)」「肺」「腎」
これらの臓器が
元気に働いていることが大事です!
健康で元気な身体ならば、
「脾胃(胃腸)」の消化吸収力で
津液を生成して、体を潤します。
「肺」や「腎」のスムーズな水分代謝力で
余った津液をきちんと代謝(排泄)します。
排泄しきれないと・・・
余分な水分【痰湿】となって
身体に停滞してしまいます。
例えば、
- 汗をうまくかけない
- 尿が少ない
これは「肺」や「腎」の機能が弱っていて
身体に余分な水分がたまります。
*あなたの「水」のタイプはどちらですか?
【潤い不足タイプ】
・目や喉の渇きがある
・鼻が乾燥する
・目が乾燥する
・皮膚が乾燥する
・皮膚に艶ハリがない
・髪に艶がない
・尿が少ない
・便秘気味
・ほてり、のぼせやすい
・空咳がある
・舌苔が少なく、舌が赤くて乾燥している
【水分停滞タイプ】
- 「脾胃(消化吸収力)」が弱い
・食欲不振
・お腹が張る
・下痢、軟便気味
・太り気味(全身のむくみ)
・舌苔が厚く、べったりしている
- 「肺」が弱い
・咳や痰が多い
・喘息がある
・胸苦しい(胸が悶える)
・顔のむくみがある
- 「腎」が弱い
・むくみがある
・尿が少ない
・舌苔が白い
【潤い不足タイプ】は
体内の津液(必要な水分)が
不足しています。
乾燥状態が多くみられますね。
必要な水分が足りないので
身体の余分な熱を冷ませなくて、
ほてりやのぼせや喉の渇きを
感じることもあります。
「脾胃(消化吸収力)」が弱っていれば
必要な水分を生み出せません。
または、高熱や下痢が続いていたり、
大汗をかき続けることでも
必要な水分を消耗してしまいます。
*潤す薬膳食材は
鶏手羽元・豚足・すっぽん(コラーゲン)
白きくらげ・はちみつ・ゆり根・松の実
大根・レンコン・白菜・バナナ・キウイ
マンゴー・イチジク・りんご・オリーブオイル など
【水分停滞タイプ】は
津液(必要な水分)の流れが滞って、
痰湿(余分な水分)が溜まっています。
「脾胃(胃腸)」「肺」「腎」の
臓器が全面的に弱っています。
うまく発汗、排泄ができていません。
だからと言って
ホットヨガやサウナ、岩盤浴などで
発汗すると悪循環になる恐れがあります!
根本的に
「脾胃(消化吸収力)」の弱さがあれば、
津液をつくる力も足りないのですね。
するとさらに
「脾胃(消化吸収力)」が弱まり
潤い不足にもなります。
気をつけてくださいね。
こちらのタイプは
ぽっちゃり体型の方が多いです。
下痢や軟便、食欲不振など
胃腸トラブルが
起こりやすい傾向にあります。
ニキビや吹き出物も
出やすかったりします。
*脾胃の痰湿によい薬膳食材は
しそ・サンザシ・カルダモン・陳皮
ゆず・春雨・もやし・栗 など
*肺の痰湿によい薬膳食材は
梨・杏仁・のり・ごぼう
桑の葉・枇杷の葉 など
*腎の痰湿によい薬膳食材は
スイカ・ハトムギ・きゅうり
冬瓜・とうもろこしのひげ など
水分停滞タイプや、
梅雨時期には・・・
勝湿顆粒がオススメです!
生活養生は
適度な運動で気を巡らせて、
津液を養う時間にしっかり
睡眠もとりましょう!
ゴールデンタイムは
22:00〜2:00です^^
ココロに愛を♡カラダに栄養を。
あなたと共に成長できることを、
心から感謝しています。